LINEフォン、打診はあるが今はできない ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第2回】

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私も国の専門家から直接ご指摘いただくこともありますので、その時には「じゃあこういう形でいいですか」と。逆に言うと、ユーザーや専門家の皆さんの声をお借りしながら、どんどんアップデートしていますね。

未成年の出会い系の問題は、サービスを利用する人の判断だと言えなくもないですが、われわれのように、新しく生まれたサービスで、2人に1人のスマホユーザーが使うプラットフォーマーとして、安全・安心に使っていただくに越したことはない。大人は自分で判断してくださいという話ですが、未成年は、知識やマナーが教育されているかというと、そこは不十分だと思っているんです。

学校に社員を派遣して対応

――公的な教育の仕組みができていないですよね。

そうですね。そこでわれわれは、全国各地の学校などに社員を派遣して、LINEの使い方と注意点などを、子供だけでなく保護者、教員などにもレクチャーさせていただいています。あとはシステム的な対策も、やっています。

まず最初に取り組んだのは、山ほど出てきた掲示板アプリです。実は水面下でずっと交渉し続けてできたんですね。「事故が起こります。トラブルになるのでやめてください」と。 LINEがやっていると思われているサービスもたくさんあったので、「非公式を明確にしてください」とか。あとはわれわれの利用規約に合ってない使い方だと、それは許されないと。明らかに犯罪めいた書き込みなどが、あるワケです。

「そもそも法律違反です」とサービスを停止していただいた業者も当然あります。あとモニタリングをご自身でやる業者もあるんですが、それでもやっぱりイタチごっこになってしまう。間違ってユーザーが使う場合もあるので、名指しで「このアプリについてはご利用を推奨しません」と。そこから何個かアプリが消えました。

商標権など権利を使いながら、これをずっとやり続けて、今でも強力に進めています。われわれは、(有害だと思うアプリは)基本的にゼロになればいいと思っているんですね。

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