LINEフォン、打診はあるが今はできない ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第2回】

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――それがスマホ時代になって、また別の形で復活したというのも面白い。

あのときはドコモのiモードでしたが、われわれはOSもデバイスも国も全部関係なく、その上にレイアウトしているので、よりいろんな形の可能性が見える。

――初めにLINEを考えた時は、iモードのイメージはあったんですか?

いろんなプラットフォームは考えていましたね。その中にiモードがあったのは確かですね。

Facebookとは補完関係も

――意識しているライバルは?

米アップルの動向は気にしていますよ。App Storeがどうなっていて、どういうスタイルになっていくのか。iPhoneがどうなっていくのか。グーグルがどんな戦略を打ってくるのかのも気になります。これはもう世界中のインターネットプレイヤーと同じですね。

あとfacebookも、われわれとタイプが違いますが、ある種の補完関係だと思っているんですね。オープンパブリックなfacebookとクローズドプライベートなLINEは、実は補完関係にあると思っていますので。どういうオープンパブリックな世界を広げていくかによって、われわれのクローズドプライベートの形も少し変わってくるかもしれません。

(撮影:梅谷 秀司)

 この連載の続きはこちら:

(第3回)LINEの稼ぎ頭はゲームです

(第4回)LINEの成功、ガラケーでの失敗が生きた

(第5回)LINEは事業計画をほとんどつくらない

二階堂 遼馬 東洋経済 記者

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にかいどう りょうま / Ryoma Nikaido

解説部記者。米国を中心にマクロの政治・経済をカバー。2008年東洋経済新報社入社。化学、外食、ネット業界担当記者と週刊東洋経済編集部を経て現職。週刊東洋経済編集部では産業特集を中心に担当。

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