LINEフォン、打診はあるが今はできない ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第2回】
※インタビュー第1回はこちら
――アップルやグーグルに対抗して戦うには、OS(基本ソフト)や端末を押さえるところまで視野に入るんでしょうか?
「LINEフォン」「LINEブラウザ」「LINE OS」など(をやるんですか?)とか言われるんですけど、得意じゃない。
できなくはないんです。ただ専門ではないところに対して、今リソースを割くっていうのは、戦略的に正しくない。まだまだ、われわれの領域でやることは山ほどあり、シェアも伸ばせると思っているんですね。
例えば、FacebookはOSやっていない。「Facebookフォン」みたいな話はよく出てきますけども、やっぱりそこではないんですね。アップルが勝負するレイヤー(層)と、グーグルが勝負するレイヤーはそれぞれ。われわれみたいなアプリベンダーが勝負するレイヤーもまた違う。まずはわれわれが勝負するレイヤーでいろいろな取り組みをすればいいと。
よくお話はいただきますけどね。デバイス作りませんかって。
――大手メーカー?
はい。嫌だって言って。
デバイスやOSは得意じゃない
――国内メーカーは今厳しいですから、作りたいんじゃ…。
得意じゃないので「嫌だ」って言っているんですね。やるからには徹底的にLINEの世界観を追求したものを作りたい。やっぱりそれってすごく時間がかかるんですね、デバイス一つ、OS一つつくるのって。やっぱりそれは、われわれのスピード感にもう合わないんですね。
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