LINEの稼ぎ頭はゲームです ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側【第3回】
※ 過去のインタビューはこちら:
――DeNA(ディー・エヌ・エー)やグリーもLINEと同様に、スマホのメッセンジャーサービスに参入しました。
まさに想定の範囲内です。出て来ないワケがありません。われわれは2年ぐらい前から、「スマートフォンのコミュニケーションはニーズが高く、非常に重要で、インターネットビジネスとして、すごく大きな存在になる」と認識していました。他社も同じ認識を持ったはずですから。その点では国内の競合は、遅れて出てきているなと。(取材時点から)半年くらい前のタイミングで出てくると思っていました。
メッセンジャーサービスで一番大事なのは、体験です。体験の重要なファクターというのは、「友達が使っているかどうか」。それ以上のものはありません。なので、そこは圧倒的シェアがあるわれわれが一番優位。LINEをスマホに入れていただければ友達が画面に出てくる可能性が一番高いので、他社が手に入れることできないストロングポイントだと思いますね。
よく「競合対策は?」と聞かれるんですが、描いている未来に対して一歩一歩進めていくことが、たぶんいちばんの競合対策ですね。差別化をする必要はないんです。われわれが基軸なので。
お祭りのようにサーバーが増えていく
――これだけサービスがどんどん増えていくと、人材不足になりませんか?
社内で配置転換して、LINEにリソースを集められるようにしました。ただ、やりたいことが全部できているかというと、リソースは無限ではないですから、もっとできるのに(やれていない)というところはあります。
実は今まで採用に積極的ではなかったのですが、これからは広げてもいいかなと思っています。ただ、数の問題ではなく、優秀な人を採れるかが重要です。
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