スクエニ、黄金タッグの誤算

12年度決算は合併後最悪水準に

ゲーム界の巨人がもがいている。

「ファイナルファンタジー(FF)」や「ドラゴンクエスト」など、絶対的な人気タイトルを有するゲームソフトメーカー大手、スクウェア・エニックス・ホールディングスが2月5日に発表した第3四半期(2012年4~12月期)決算は、中間期に発表した会社の下方修正計画をさらに下回る厳しい内容だった。

年間計画の達成はかなり困難

売上高は1027億円(前年同期比7%増)と増収を確保した一方、営業損益は48億円の赤字(前年同期は112億円の黒字)に転落した。残る第4四半期(13年1~3月期)に挽回しても、年間計画の売上高1500億円(前期比17%増)、営業利益75億円(同30%減)の計画達成は、かなり厳しい状況となっている。

足を引っ張っているのは、欧米向けの家庭用パッケージゲームと業務用のアミューズメント機器の不振だ。

欧米向けパッケージゲームは、「スリーピングドッグス 香港秘密警察」(12年8月発売)と「ヒットマン アブソリューション」(12年11月発売)が苦戦した。特に「ヒットマン アブソリューション」は、中間期の下方修正時に初期出荷の400万本をさばく計画を立てていたが、足元の消化率が7割にとどまっている。

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