日比谷野音が90周年、伝説のイベント再び

秋元康、南こうせつ、道重さゆみらが思い語る

秋元康は野音のよさをこう語る。

「ホールとかは必ず使用目的があり、だいたい似たようなことをやるんですが、この日比谷野音だけは、それぞれの野音がある。それぞれのあの時がある。これがすごく素敵で、こんなにいろんな使い方ができるところはないんじゃないか。それが90周年から100周年に向かって、また、新たな1ページがあちこちに生まれると思うので、これからも、日比谷野音のよさはこれなんだよということを増やしていきたいと思っています」

90年の歴史、伝説的なイベントも多数

1923年7月に開設された日比谷野音は、日本初の本格的な野外音楽堂とされ、1954年8月に改築。以後、ロックやフォークのイベント会場として盛んになり、PAなどの音響面の改善が進んだものの、老朽化が顕著となった82年から全面改築工事を行い、現在の3代目となる音楽堂が83年8月に完成した。

夏の恒例だったRCサクセションのライブ (撮影: 井出 情児)

これまで数々のコンサートが開催され、過去に「ニューロックジャム10円コンサート」(1969年9月22日)、少年だった秋元康も目撃したという爆竹でステージの一部が燃えた「キャロル解散コンサート」(1975年4月13日)、「普通の女の子に戻りたい」という突然の「キャンディーズ解散宣言」(1977年7月17日)、そして、ジョンの他界直後に開催された「ジョン・レノン追悼集会」(1980年12月24日)など、多くの伝説が野音から生まれた。

また、恒例だったRCサクセションの夏のライブなどでも知られていた。86年8月に4daysライブは、アルバム「the TEARS OF a CLOWN」としてまとめられ、88年8月の野音公演もライブ盤「コブラの悩み」としてリリースされている。また、忌野清志郎のソロプロジェクトでも数多くの出演を果たし、野音を代表するアーティストだったが、09年に癌性リンパ管症で急逝している。

90周年記念イベントとして、4月から10月にかけて開催され、過去の人気イベントもいくつか復活する。

次ページ4月から注目イベントを連発
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