「ほったらかし調理家電」の真の実力とは? 材料を入れるだけで全自動で夕飯ができる

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料理にもよるが、30分~1時間ほど圧力をかけて煮込むだけで、長時間煮込んだように、軟らかく、そして味をしみ込ませることができる。ほったらかして煮込んでいる間に、汁物や副菜の準備もバッチリだ。

炊飯器でおかずも同時に作る

タイガー魔法瓶「大人のタクック JKU-A551」(実勢価格1万8380円)

夫婦2人分といった少量のおかずの場合、忙しいと、わざわざオーブンレンジや鍋を使っておかずを作るのがおっくうだったりする。

そんな人にはタイガー魔法瓶の「大人のタクック JKU-A551」(実勢価格1万8380円)をオススメしたい。これは1~2人分のご飯を炊くのに最適な、3合炊きのコンパクトなIH炊飯ジャーだが、ちょっと面白い特徴がある。

おかず調理ができる「クッキングプレート」が付属するのだ。

使い方は非常に簡単。1合までのお米と水をセットしたら、下ごしらえしたおかずをクッキングプレートに入れて、内釜に入れる。すると、ご飯を炊くときの蒸気や熱で、おかずが調理できるというわけだ。ご飯とおかずが同時に完成する。

このタクックがスゴイのが、おかずの匂いや味がご飯に移らないことだ。しかも、ご飯もしっかりおいしく炊ける。「JKU-A551」は3合炊きのためコンパクトだが、さらにたっぷりの量のご飯とおかずを作りたい場合は、5.5合炊きや1升炊きが可能な「<炊きたて>tacook JKT-J型」を選ぼう。これなら、ご飯を炊きながら、4つのハンバーグを同時に調理するといったこともできる。

ご飯を炊きながら同時におかずが作れるタクックは、ほったらかしで調理ができるということだけでなく、洗い物が少ないというもうひとつの時短効果がある。

今回紹介した3製品はすべて、セットしてから1時間程度の調理時間がかかる。調理時間という意味では、決して短くない。しかし共通するメリットは、調理している間、ずっとほったらかしにできるということだ。その時間に違う家事を進めたり、ちょっとのんびりした時間を過ごすなど、自由な時間の使い方ができるのだ。

コヤマ タカヒロ デジタル&家電ライター

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Takahiro Koyama

1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。パソコンやデジタル機器、家電製品など電気が流れる機器と、それらにまつわるビジネスについてさまざまな媒体にて執筆活動を展開。得意分野は家電とデジタル機器がクロスする部分。また、米・食味鑑定士の資格も有しており、炊飯器など調理家電の評価・検証にはより力を入れている。

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