「飲み会」は実はお互いにとって重荷です 仲良くなりたいならこの3つをやめよう
最初は、「目に見えないことは聞かない」についてです。
人には踏みこまれたくない領域があります。また、されたくない質問も人によってかなり違います。しかし、以下のことを知っておくとそれが何かを見極めやすくなります。
質問には2つの種類があります。ひとつめは、目に見える事実を聞く質問。ふたつめは、目に見えない事実を聞く質問です。あなたはそのときどきで、どちらの質問をしているかをはっきりと区別できているでしょうか?
「目に見える事実」を聞く質問はどんどんする
たとえば、転職をしましたという話題が出たとします。ここで、目に見える事実を聞く質問とは、
「××業界と△△業界ではどのように違うんですか?」
「××社と△△社の働き方にはどのような特徴があるんですか?」
このような質問は、目に見える事実を聞く質問です。このような質問は、必ず話の幅を広げます。相手も具体的に答えやすい質問です。以前の仕事内容と現在の仕事内容を深く聞くこともできますし、過去と現在の仕事内容を比べて、何がどのように違うのか、どこがどのように面白いのかなどについても、詳しく実体験に基づいた話を聞くことができます。
一方、目に見えない事実を聞く場合には注意が必要です。たとえば、
「なぜ転職したんですか?」
「なぜ××社から△△社に移ったんですか?」
これは目には見えない事実を聞く質問です。相手の心の中を探る質問だからです。たとえ相手が答えてくれたとしても、それが本心かどうかは分かりません。知る術もありません。たとえば転職の理由が、以前の職場が嫌いだったという理由であっても、今の仕事の面白さについてだけ答えるかもしれません。本人が明るく楽しく話してくれるならば、それもいいかもしれませんが、必ずしもそのような展開になるとは限りません。だからこそ注意が必要なのです。
ある質問をした途端に会話がぎこちなくなってしまった――。もしこのような経験をしたとしたら、相手の心の中を探る質問をしていなかったかを思い出してみてください。仮に、明るく答えてくれたとしても、内心では迷惑に感じているのかもしれません。あなたとは距離を置きたいと思ったかもしれません。そして、何よりも、せっかく答えてくれた内容であっても、それが事実かどうかは誰にもわかりません。
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