「飲み会」は実はお互いにとって重荷です 仲良くなりたいならこの3つをやめよう
人にはいろいろな事情があります。知られたくない理由だってあります。たとえ相手が知っている内容に対する質問だからといって、すべて答えられるわけではないことを知りましょう。否定的に受け取られてしまえば、せっかくのコミュニケーションを台無しにしてしまうこともあります。相手を傷つけることだってあるのです。
「飲み会を断りたい」という悩みは意外に多い
次は、「自分からは誘わない」についてです。
上手にコミュニケーションをとりたいと思うがゆえに、相手を食事やイベントにも誘いたくなるものです。でも、あえて誘わないという選択もあります。
誰かを何かに誘うことは、あなたの負担を増やします。どんなお店にしようかとか、盛り上がらなかったらどうしようとか、心配も増えるかもしれません。それだけならまだしも、相手の負担も増やしてしまうかもしれないのです。その誘いが本当に必要かどうかをよく考えてみましょう。
つまり、他のことで代用はできないか、一度立ち止まって考えてみるのです。
もしその相手とよりコミュニケーションをとりたいのであれば、職場などでの日頃のコミュニケーションを充実させるように心掛けましょう。夜の飲み会だと親密度が増しそうな気がしてしまいますが、日常のほうが圧倒的に長い時間を一緒に過ごしているわけです。その日常でこそ、よりたくさん会話をしたり、喜びを共有できるように工夫することの方がはるかに大切です。何も難しいことはありません。今より少しだけ多く話しかける、今より少しだけ明るく振る舞う、たったこれだけで効果があります。
もし何かに誘う必要が本当にあるならば、あなたはその衝動を抑えることができないはずです。そのような衝動があるときにだけ相手を誘うように変えてみたらどうでしょうか。
実は、仲間同士の悩みの中で、「相手からの誘いをどうやって断ればいいのか」という悩みがつねに上位にランクインします。あなたが誘いを受けたときには、どのように感じているでしょうか?すべて嬉しい、すべて参加したい、と思っているでしょうか。もしそうでないとしたら、なぜ、あなたからの誘いだけが例外になるのでしょうか――。
あなたが誘いを受けたときにも同じことがいえます。そこに参加することはあなたにとって本当に必要かを考えるようにしましょう。参加したくてその衝動を抑えきれないならば、参加すればいいのです。そうでないならば、「私は参加しません」とはっきり断ります。相手を気遣って、「本当は参加したいとは思っているのですが……」といった優柔不断な態度を絶対にとってはいけません。必要のない誘いは、きっぱりと断ります。
自分からは誘わない――誘いたいという衝動が抑えられないくらい必要なとき以外は――。そして、必要のない誘いはきっぱりと断る――あなたがどうしても参加したいと思う誘いでなければ――。
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