「飲み会」は実はお互いにとって重荷です 仲良くなりたいならこの3つをやめよう

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これをするだけで、見違えるようにあなたの日常からモヤモヤが消えていきます。あなたが相手の気持ちを想像してもなお、どうしても誘いたい衝動を抑えられないということは、本当に必要な会合なのかもしれません。そこまでの気持ちを招待された人は感じ取り、参加してよかったと思うに違いありません。あなたからの招待に応じれば、必ずためになって楽しめると評判になるかもしれませんよ。

物理的な距離感は縮めるといいこともある

最後に、「パーソナルスペースを気にしすぎない」についてです。

ここまで、目に見えないことは聞かない、自分からは誘わない、と相手の都合や領域に踏みこみすぎないことが大切という話をしてきましたが、物理的な距離については、私はもっと近づいてもいいケースがあると考えています。

相手のパーソナルスペースには入らないように気をつけましょうという話をよく聞きます。これは、それ以上近づくと相手が不快に感じる距離のことです。

一般的には、知らない相手とはパーソナルスペースが遠くなり、好意を持っている相手とはパーソナルスペースが近くなるといわれています。苦手な相手には1メートル以内に近づいてほしくなくても、好意をもつ相手には30センチの距離でも不快には感じないものです。(苦手な相手との距離については、過去の記事「職場での孤立から必ず抜け出す「3つの方法」」をご参照ください)

仮にあたりさわりなくその場だけを乗り切りたいのであれば、無難な距離を保つのもひとつの方法かもしれません。しかし、もしその相手と良好な関係を築きたいのであれば、距離を取りすぎることはよいやり方とはいえません。なぜならば、

あなたにそのつもりはなくても、まだあなたとは親密ではありませんという意思表示になってしまうからです。

相手の横や斜めに座ることも同じです。相手の横や斜めに座るのは、相手と直接視線を合わせることも少なく、会話が弾まなくてもやり過ごせる可能性が高いからだといわれます。相手の横や斜めに座ることは、それだけあなたとの会話には自信がありませんという意思表示になってしまいます。

もし相手に一定の距離を感じていたり、いつまでたっても表面的なコミュニケーションしかとれないと感じる場合には、相手にそうさせているのは、あなた自身かもしれません。

これらを解決する方法はシンプルです。相手と距離を取らずに、自分から近づいていくこと。横や斜めには座らずに、しっかりと相手の正面に座ること。たったこれだけです。ここで大切なことは、「私はあなたに好感を持っています」と心の中で唱えながらしっかりと相手の目を見ること。目は言葉以上に物を言います。あなたの気持ちは、必ず相手の心に届きます。

相手が不快に思う距離感ではないかと緊張することがあるかもしれません。相手を不快にさせない気遣いは必要です。でも、少しでも気を使いすぎているかもしれないと思うのであれば、自分から思い切って近寄ってみましょう。

坂本 松昭 マネジメントストラテジスト

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さかもと まつあき / Matsuaki Sakamoto

神奈川県生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了(理学修士)。政策研究大学院大学修了(公共政策修士)。専門は、経営管理、データサイエンス。

都市銀行勤務を経て、現在は大手企業に所属。単独部門では解決できない全社的な問題解決に取り組むほか、中小企業経営にも参画の経験がある。組織力強化のためのメソッドを提唱し、多くの職場で成果を出している。

著書に『誰がやってもうまくいく!最強の組織づくり』(同友館)がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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