
――巣鴨と言えば、質実剛健な校風が有名ですが。
そうですね。質実剛健です。校風を語るのによく使われるのが「硬教育」という言葉です。わかりやすく言い換えれば「努力主義」です。「努力しないものに栄冠はない」。非常にシンプルですね。すなわち、努力することの大切さを徹底的に教えるようにしています。
そのために、巣鴨ならではの特徴的な行事が多くあります。例えば、正月の早朝から道場で行う寒稽古やふんどしを締めて行う遠泳、中学1年から高校3年生までで一晩かけて山越えを行う「大菩薩峠越え強歩大会」などですね。
また、通常カリキュラムでも武道が必修です。卒業までに剣道・柔道のどちらかで初段を取ろうという「全生徒有段主義」を目標として掲げています。武道が必修なので、とりあえず武道での初段を目標にしていますが、英語が得意なら英検を、水泳が得意なら遠泳で頑張る生徒もいます。とにかく地道な鍛錬・努力に重きを置いています。

無料会員登録はこちら
ログインはこちら