「独立しても儲からない人」の残念すぎる行動 効率的に時間を使えるかが勝負を決める
6~7月は多くの企業や役所で夏のボーナス(賞与、一時金)が支給される時期。満足のいく額をもらう人もいれば、不満を募らせる人もいるでしょう。一方、どんなに高給な企業に勤めていてもサラリーマンである限り、収入には上限があるものです。それも肌の合わない上司やクレームの多い取引先から受けるストレスなども切り離せません。
「ストレスがない仕事をしたい」
「嫌いな上司の下で働くのはもううんざり」
「せっかく取った資格を活かして、独立したい」
「起業して、お金持ちになりたい」
会社勤めをしていても一度はそう考えたことのある人も少なくないでしょう。実際、起業して成功している人は、自分のやりたいことを仕事にし、金銭的にも恵まれているように見えます。
起業して成功している人との差とは
しかし、独立して成功して食べていくのはそう簡単ではありません。多くの人が起業して成功しようと努力しますが、その大半は夢の途中で挫折する結果となります。私は「起業コンサルタント」「セミナー講師」として、これまで1万人を超える起業家および起業家予備軍の人たちとお会いしてきました。そのなかには、当然、成功している人もいますが、一方でうまくいかない人も少なくありません。
起業はしたものの貧乏ヒマなしの生活を送っている人もいれば、食べていくために再就職してサラリーマンに戻る人、アルバイトで食いつなぐ人もいます。結局、起業することさえかなわず、道半ばであきらめてしまう人もいます。現実を言えば、起業して成功できる人は限られています。
『中小企業白書』によると、個人で事業を興しても、約40%が1年未満で脱落、3年目を超えて5年後まで継続できるのは約25%、そして10年後まで生き残っている人は10%という現実があります。これは2006年のデータで少々古いですが、その後に起きたリーマンショックやデフレ経済の長期化といった状況を考慮すれば、この数字が大きく改善したとは考えにくい。
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