寿司屋やバーが持つ価値を理解していますか

このモデルはすべての仕事に当てはまる

バーや寿司屋が持つ価値とは?

バーや寿司屋の価値は「一人では買えないような商品を、店に集まる人たちでシェアする場」と言える。スモールビジネスの社長も同様で、自分の稼ぎを同じように商売を営んでいる人とシェアして、関係者にお金を回していくのだ。

高い品質のものを店に集まる人たちにシェアする

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

例えば、大間のマグロであるとか、英国のコンテストで賞を獲得したウイスキーであるとか、個人が入手しようとしても、価格的にもモノを確保するという面でも、あるいは消費し切れるかなどという面からも、現実的には難しいものがあります。ちゃんとしたバーや寿司屋があるからこそ、一人ひとりがいくばくかのお金を払うことでそれらを楽しむことができるわけです。

バーテンダーや職人の高度な技は当然のこととして、バーや寿司屋の価値は、実は「高い品質のものを店に集まる人たちにシェアしてくれる」に尽きると思っています。高度な技も、これを実現するための一つの要素にすぎません。

バーや寿司屋を営んでいる側は、なんらかの収入があるお客さんに集まってもらい、その収入のいくばくかを店に料金という形でシェアしてもらうことで、生活を成り立たせています。素材そのものだけではなく、技やサービスもその料金の納得材料となります。そして、バーの店主は食事をするときは寿司屋の客でもあり、寿司屋の店主は仕事が終わっての1杯をバーで楽しんだりもします。

次ページポイントは「適度なオープン性」
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