「独立しても儲からない人」の残念すぎる行動 効率的に時間を使えるかが勝負を決める
12時になると、みんな一斉にオフィスビルから出てきて、ランチを食べに行く。オフィス街では、こんな光景をよく見かけます。なかには長い行列ができているお店もあれば、相席で忙しくご飯をかきこまなければいけないお店もあります。
サラリーマンの場合、会社のルールで12時から13時までがランチの時間と決められていれば、それに従うしかありません。混雑を承知で人気のお店の行列に並ぶか、それほどおいしくはないけれど空いているお店を探すことになります。
高層のオフィスビルであれば、お昼時はエレベーターがなかなか来ないし、ギュギュウに押し込まれてしまう。満員電車と同じです。私は東京の西新宿にセミナールームを構えているのですが、都庁や高層ビルが林立しているので、12時になると空いているお店を探し歩く「昼食難民」が発生しているのをよく見かけます。
毎日のルーチンはできるだけ効率化
一方、起業家は時間の使い方を自分で決められます。だから、いつランチを食べてもいい。自分が食べたいタイミングでかまわないのです。私は、ランチは開店直後に行きます。11時からお店がオープンするなら、11時には入店するようにします。12時ちょうどにランチを食べに行くこともなければ、行列に並ぶこともありません。同じおいしいものを食べるなら「並ばずにゆっくりと食べたい」「並ぶ時間がもったいない」と考えます。
会社員はそんなことはできないと思いますか?会社員であっても、ランチの混雑を避ける方法は、いくらでもあるはずです。職場のルールが許すなら、ランチタイムを12時前や13時以降にずらせば、好きなお店で食べられます。もしくは、弁当をつくったり、出勤途中で買ってきたりするといった方法もあります。
外でのアポイント時間を工夫して、自分のランチタイムを14時くらいにもってくることもできるかもしれません。銀行のATMも同じ。給料日は、ATMの前でお金を下ろそうという人が行列をつくります。行列に並びながら、まだかまだかとイライラしているサラリーマンもいます。
混み合う時間帯はわかっているのですから、そうした時間を避ければいい。多くの会社の給料日である25日を避ければもっとスムーズでしょうし、手数料はかかりますがコンビニなど24時間引き出せるATMを利用してもいいでしょう。
起業家はこのように、時間を自分でコントロールしようという発想をするのですが、サラリーマン体質の人は思考が停止し、毎回「しかたない」で済ませてしまいます。そんな人が起業すると、「稼げないのはしかたない」という発想になってしまいます。時間は有限です。起業家は時間を効率的に使うことを考えて行動します。毎日ルーチンでやらなければならないことは、できるだけ効率化できる方法を探すことが大切です。
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