「独立しても儲からない人」の残念すぎる行動 効率的に時間を使えるかが勝負を決める
これまでたくさんの成功している起業家を見てきて気づいたことがあります。それは不思議と「体調を崩す人が少ない」ということです。一方で、うまくいっていない起業家やサラリーマン体質の人は、体調を崩しがち。「体調が悪いのでリスケ(リスケジュール)してください」と言ってくるのは、不思議と稼いでいない起業家が多いのです。
不幸自慢をする人は起業家としてはうまくいかない
これは偶然ではなく、理由があります。ひとつは、成功する起業家は、たとえ具合が悪くてもはってでも仕事をするという覚悟があるからです。特に私のような講師業は代わりがききません。体調が悪いからといって休めば、何十名もの参加者のスケジュールが狂うことになります。いくら理由が病気であろうとドタキャンすれば信用を失うので、二度と講師を頼まれることはないでしょう。
起業したての駆け出しの時期であればなおさらです。実績も信用もないうちは、一度でもドタキャンをすれば、すぐに切られてしまいます。他に代わりはいくらでもいるのですから。一流の芸能人は、亡くなる直前まで仕事をするケースが少なくありません。みなさん、テレビではついこの間まで元気に仕事をしていたように見えたのに、実は大病を患っていたという事実にあとで驚かされることがよくあります。
芸能人は事務所に所属しているとはいえ、個人事業主に近い感覚で仕事をしているのでしょう。だから責任感が強く、弱みを見せたらいけないと気が張っている。だから、命が燃え尽きる直前まで頑張れるのではないでしょうか。
成功する起業家がリスケをしないもうひとつの理由は、日々の体調管理が徹底しているからです。健康的な生活を心がけていれば、病気にもかかりにくくなります。「高級ホテルに併設されているスポーツジムに行くと一流の経営者だらけ」という話を聞いたことがありますが、一流の起業家は体づくりに余念がありません。体が資本であることを誰よりも理解しているからこそ、苦しいトレーニングも継続できるのでしょう。
私自身は、毎朝ジョギングをして体を鍛えています。運動をはじめてからは体も絞れて体調がよくなりましたし、以前よりも風邪などの病気にかかることも少なくなりました。ある経営者がフェイスブックで「今日は風邪気味なので点滴を打っています」などと書いているのを見かけましたが、そういう不幸自慢をする人は起業家としてはうまくいきません。体が弱い人に仕事を頼もうとは、普通は思わないでしょう。起業家として生きていくなら、自分の弱みを見せてはいけないのです。
「サラリーマン体質」のままでは、どんなにすばらしいアイデアや戦略をもっていたとしても、なかなか成功しません。起業で成功するには、「起業家の思考と行動原則」を身につけることが必要不可欠です。これまで数々の成功した起業家を見てきましたが、そのほとんどに「起業家体質」が備わっていました。
そういう人は、放っておいてもせっせと行動し、自分で稼げるようになっていきます。サラリーマンの延長線上で起業をすると、痛い目にあう結果となります。サラリーマン体質が抜けきらない人には、たとえ自分のクライアントであっても、「今は起業しないほうがいいですよ」とはっきりとアドバイスします。
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