「独立しても成功できない人」に共通する経験 いつまでも誘いがないなら、会社を辞めるな
「起業宣言」したときに誰からも声がかからないようなら、起業宣言は撤回したほうがいい。
「働く意味」や「自分らしい働き方」で悩んでる暇があるのならさっさと働け、と言いたい。自分探しのために一人旅に出たら余計自分のことがわからなくなった、という馬鹿馬鹿しい話とよく似ているからだ。
現在の「働き方指南ブーム」はいつから?
現在の「働き方指南ブーム」の嚆矢に当たるのは、2002年前後に発行されたDaniel Pinkの『フリーエージェント社会の到来~「雇われない生き方」は何を変えるか』(ダイヤモンド社)あたりだろう(リンク先は新装版)。少し前に話題になったLynda Grattonの『ワーク・シフト』(プレジデント社)の邦訳が2012年の発行なので、そこから遡ること10年、すでに今のブームの源流があったように記憶している。
いずれの書籍もそれなりに面白く、筆者自身かなり触発されたところがある。ただし、かなり抽象度が高い議論しか展開されていないこともあり、まだ起業していない人に対して様々な細かいノウハウを提供する、というような機能は持ち合わせていない(そもそもそれが狙いの書籍ではない)。