会社員が「才能」をおカネに換える方法 まずは少額を受け取ることに慣れよ
「会社を辞めずに収入を増やす」。このテーマでの連載も4回目となる。ここまで、会社員でもできるマイクロ企業の実例やおカネに換えられる才能・売りの見つけ方などを取り上げてきた。才能の発掘の仕方については前回のコラムで詳しく説明しているので、参照してほしい。今回は、見つけた才能をどのようにしておカネに換えていけばいいのか、そのためのヒントについて紹介していこう。
少額のものから売る体験が生きる
私は仕事柄、これまで1000名以上の起業指導をしてきているが、ビジネス立ち上げの時期に多くの人がつまずくことがある。それは「おカネを受け取る」ところだ。どういうことか。単純に言うと、自分の商品をつくったあと、その商品をいくらで売ればいいのかがわからない、つまり、「値段のつけ方がわからない」ということが起こってくるのだ。
普段お客様から直接おカネを受け取るという経験をしている人であれば別だが、会社員ならおカネ(給料)を受け取るのは会社からである。お客様からおカネをいただくという感覚を、そもそも持っていない人のほうが断然に多いのだ。そのため、個人ビジネスを始める時に多くの人が「高くすると売れないのではないか。かといって安くしすぎても儲からない」といった具合に、値付けに困ってしまうのである。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら