堅実に貯金したいなら、この「基本」を知れ

おカネの流れを超簡単に把握する方法

貯金ができる人とできない人の差はどこにあるのでしょうか(写真:zon / PIXTA)

2016年がスタートして2週間余り。「今年は貯金を増やしたい」「今年こそは貯金を始めたい」などと考えている人もいるでしょう。

収入・支出のやりくりに決め手がある

金融広報中央委員会が昨秋発表した最新調査結果によれば、金融資産がゼロという世帯は全体の30.9%を占めます。貯金ができない理由の一つは世帯収入の低さにあります。ただし、収入が高ければ貯蓄ができるかというとそうでもありません。年収が1000万円以上ある世帯の中で貯金がゼロという世帯の割合は1割強に上ることが、同じ調査で明らかになっています。年収1200万円以上の世帯という条件にしても、1割程度という比率は同じです。

つまり、年間数千万~1億円単位の莫大な所得がある富裕層ならいざ知らず、会社勤めの一般的なビジネスパーソンにとって、堅実に貯金を増やせるかどうかの本質は収入の大きさそのものにありません。入ってくるおカネ(収入)と出て行くおカネ(支出)をどうやりくりするかに、その決め手があります。

あなたは自分のおカネについて、今年の見通しを立てていますか?月々の給料、夏・冬のボーナス(賞与、一時金)はいくら入ってくるのか。それに対して食費や光熱費、衣服費、住宅ローンや家賃などの住居費は月々どれぐらいか。子どもの教育費なども含めてもろもろの生活費は毎月で総額どのぐらい必要になるのか――。

おカネが貯まらない人に共通している特徴の一つは、こうした家計をめぐるおカネの出入りを把握していないことにあります。とはいっても、たとえば1円単位で厳密に、かつおカネの出入りのたびに、家計簿を付けるのは邪魔くさいものです。

そこでお薦めしたいのが、家計にかかわるおカネの流れを簡単な図に置き換えてビジュアルで把握する方法です。『お金の流れが一目でわかる 超★ドンブリ経営のすすめ』(ダイヤモンド社)の著者である和仁達也氏が編み出したブロックパズルという概念を紹介します。この本では企業経営に着目していますが、家計にも応用できます。

次ページモデルケースを例に、ブロック図を解説
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