上司との対話も一種の“営業行為”です

対話をスムーズに進めるための気配り

人と対話をするときに、お互いを遮る障害物があると、対話自体の障害になることがあります。たとば、私が上司として部下の相談を聞こうとしたときの話ですが、時間がなかったこともあり、

「じゃ、このまま教えてくれる?」

と、私の机の上にあるパソコンと山のように積まれた雑誌、決済資料を挟んで座って対話したときに、なぜかお互いが相談内容に集中できなかったことがありました。このままだと部下の相談に十分に対処できません。そこで、

「ちょっと待ってくれる? 机の上を片すから」

と、そのまま部下に待機してもらいパソコンを閉じて、雑誌、決済資料をいったん、隣の机に移動。するとお互いの間に何も障害がない状態になり、その後は対話を順調にすることができました。

職場の仕事に関係する情報が置かれていれば、気になってしまうのは仕方ない話です。今回のケースほど雑然としていなくても、職場での対話だと身内同士のため、対話をする環境が劣悪でも、あまり気にしないまま進めてしまうことがあります。

しかし、ここは対話を遮断する障害物があれば取り除きましょう。さらに言えば、パソコンで顔が半分隠れた状態での対話など、絶対に行ってはいけません。相談・報告する内容についてじっくり話がしたくても、その意欲が減退してしまいます。

「じゃ、どうしたらいいの?」

あなたが対話のために事前に場所を準備してください。仮にあなたが上司へ相談をする場合だとしましょう。相手も忙しいでしょうから、対話の場所として、

●会議室を予約する
 ●対話に適した場所を確保する

これは、あなた自身の役割です。お互いの対話の障害となる物がある場所しか確保できなかったとしたら、会話に集中できる場所を手配できる時間帯に時間を変更したほうが得策です。

次ページ社内対話でも、身振り手振りを使おう
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