エリート以外の99%はコミュニティが仕事場

藤原和博(その1)

そのコミュニティ側が、さらにいくつにも分かれていくんだと思う。渡邉さんが本の中で「ジャパンプレミアム」と呼んでいる仕事に近い。日本人でないとできない仕事だよね。

私が渡邉さんの本を読んで感心したのは、たとえば住宅のセールスや、保険のセールスでは、仮に日本語ができる外国人が来ても、やっぱりそいつから買うのは 嫌なんじゃないのって、はっきり書いてあったところ。その感覚は生活実感があってすごくよかったですね。私もそのとおりだと思います。

だから、もちろんスターバックスで、コーヒーを出してくれる店員は、別に外国人でも気にならないと思うんだけど、家を買うときや保険に入るときはやっぱり、日本のことをよく知っている日本人のほうがいいという話になるよね。

つまり大ざっぱにいうと、仕事は2つに分かれていく。一方は、一握りのグローバルで戦うエリートの仕事。もう一方は、コミュニティーソリューションの仕事。

渡邉:1対99みたいな、分かれ方になる。コミュニティソリューションのほうが、ほとんどを占めるということですね。

藤原:そうなると思います。ただ、コミュニティソリューションにはいろいろな仕事が含まれます。

渡邉:公務員も含んでいますか?

藤原:公務員は全部含んでいます。要するにコミュニティというか、日本で貢献する仕事をすべて含んでいるんですよ。たとえば、私みたいに教育改革をやっている人間はここに入ります。決してグローバルで戦う1%ではないですよ。

渡邉:そうですね。

次ページ電力消費量は半減する
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
発進!プログラミング教育

2020年度に小学校でプログラミングが必修化。6年後には新センター試験に導入。親が子どもにしてやれることは? 先進公立小学校の取り組みから夏休みの自由研究のネタまで紹介。