震度7の地震から身を守る「8つの知恵」

地震大国で暮らすうえで知っておきたいこと

地震に見舞われても生き延びるには…(写真:mog / PIXTA)
大地震に見舞われた際、何が生死を分けるのか。九州・熊本大地震で2回記録した「震度7」の教訓は、これからも地震大国・日本で暮らす必須要件といえる。個人の防災スキルだけでなく、社会の総合力も含め、8つの知恵を紹介したい。

 

【地震直後】寝室で怖いのは圧死 家の耐震化ムリなら1カ所だけの補強も

台所にいた母の目の前で食器棚が倒れ、ガラスが飛び散った。

熊本市内の自宅マンションで被災した女性( 39 )は、4月16日の本震の恐怖をこう振り返る。

「阿蘇山の噴火は気にしていたけど、まさかこんな地震が来るとは思ってもいなかった」

本格的な耐震補強ができなくても、身を守る対策

九州・熊本大地震は4月14日と16日の2回にわたって最大震度7を記録。いずれも夜間に発生し、自宅で亡くなった人の多くは家屋の倒壊による圧死や窒息が原因と報告されている。

「山ほどの防災グッズを用意していても、家が倒壊すれば意味がありません。倒壊家屋は命を奪うだけでなく、火災の原因になったり、道路を塞いで救助活動の妨げになったりします」

と訴えるのは、日本防災士会の橋本茂常務理事だ。

鉄筋コンクリート造りでも、耐震性の低い建物は「倒れるものが多くなる」とされる震度7に備えるには、住宅の耐震化がもっとも効果的だが、場合によっては数百万円の費用がかかることもあり、十分進んでいないのが実情だ。特に、高齢の単身者や夫婦だけで暮らす家では躊躇する傾向が強い。

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