スマホで激変!? ゲーム大バトル

専用機の市場が侵食

ゲーム専用機からスマホへ。まさに主役交代を象徴する光景だった。9月20~23日に千葉・幕張メッセで行われた「東京ゲームショウ2012」。過去最多の22万3753人が訪れた今年の主役は、スマートフォンだった。

1980年代にゲーム専用機が登場して以降、ゲームの主役にはつねに専用機が君臨してきた。今、その勢力図を塗り替えようとしているのが、スマホの通信機能を使ってユーザー同士が交流しながら遊ぶソーシャルゲームだ。今年の展示数は前年比約3倍の265作品で、うちソーシャルゲーム関連の割合は4割程度まで拡大した。コナミのように、展示タイトルの大半をソーシャルゲームが占める会社もあった。

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長を務めるバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸副社長は、基調講演で業界の構造変化をこう語った。

「ゲーム専用機向けの国内ソフトウエア市場は、緩やかな右肩下がりにあるが、大手ソフトメーカーの業績は決して悪くない。ソーシャルゲームなどフリー・トゥ・プレー(=F2P、基本無料)のビジネスモデルが出現し、市場全体では大きく伸びている」

「F2P」とは、無料でユーザーに参加してもらい、ゲーム内で利用するデジタルアイテムに対し課金するビジネスモデルだ。店頭で販売する6000円程度のパッケージゲームと違い、ユーザーの利用動向を監視・分析し、継続的にアイテム販売することで収益を上げる。こうしたモデルは、PC上でインターネットに接続して遊ぶオンラインゲームが立ち上がった90年代に登場した。 

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