「IoT」とは何か、今さら聞けない基本中の基本 モノのインターネットで何がどう変わるのか

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ご存知の通り、介護者不足は深刻な問題です。自宅のカギがインターネットにつながることで、実はここまでのフィードバックが考えられるのです。これがIoTによるモノがインターネットにつながる大きなメリットであり、ビジネスとしての可能性でもあるのです。

こうしたフィードバック(課題解決)までを考えることが、IoTビジネスを行う上でのポイントです。しかし、自社で何かしらのIoTを活用した取り組みを行ったとしても、並大抵の課題解決では、IoTは効果を発揮しません。

このとき、大切なのは、「圧倒的なコスト削減や利便性」です。たとえば、IoTサービス・商品によって、これまで毎月数千円かかっていたものが数百円となったり、これまでかなり手間を取られていた作業が必要となくなったり、そういった突出した利便性、コスト削減についての訴求を考えることで、自社のIoTへの取り組みが加速することが考えられます。

「本質」を理解し、「仲間づくり」を促進する

ここまでで、IoTの概要やポイントをご理解いただけたでしょうか。

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しっかりとIoTの「本質」を理解することが肝要です。表面的な理解では、IoTをビジネスとして取り入れることはできません。また、「仲間づくり」も大切です。IoTビジネスを考える際、センシングからアクチュエーションまで、すべてを自社で完結できないこともあるでしょう。しかし、決してすべてを1社で行う必要はありません。

モノづくりが得意な企業、クラウドや人工知能において長けている企業があると思いますが、それぞれの得意分野を生かして、他社と組むことで、IoTによるイノベーションを起こすことは可能です。IoTの本質を理解し、自らの立ち位置を明確にして、不得意なところを誰と組む(仲間をつくる)かを考えることが大切なのです。

小泉 耕二 IoTNEWS代表

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こいずみ こうじ / Koji Koizumi

株式会社アールジーン代表取締役/IoTNEWS代表。1973年生まれ。大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、Cap gemini Ernst & Young(現クニエ)、テックファーム株式会社を経て現職

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