穀物高の悪夢が再来、身構える食品メーカー

世界的な穀物高がついに日本の食卓に波及し始めた。日清オイリオグループは、10月から家庭用食用油を1キログラム当たり10円、業務用を1斗缶(16・5キログラム)当たり200円値上げする。同業のJ─オイルミルズも値上げを検討している。

6月以降、穀物価格は急ピッチで上昇している。8月下旬には、トウモロコシと大豆の価格がそれぞれ1ブッシェル当たり8・3ドル、17・7ドルと史上最高値を更新(グラフ)。小麦も過去最高値となった2008年の水準に近づきつつある。

引き金を引いたのは世界的な異常気象だ。6月以降、世界最大の穀物輸出国である米国中西部の穀倉地帯を熱波が直撃。7月にトウモロコシは受粉期、大豆は開花期から受粉期を迎え、この時期の高温少雨は致命的である。もともと今年は豊作と見ていた米国農務省は、記録的な干ばつを受けて一転、穀物生産量の予想を大幅に下方修正(表)。需給が逼迫するとの危機感から、短期間で急激に価格が上昇した。


ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 内田衛の日々是投資
  • 「合法薬物依存」の深い闇
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
省電力・広域通信“0G”の衝撃<br>IoT化の隠れた主役LPWA

低速ながら電池で数年動くほどの省電力で、基地局から10km以上もの広域通信が可能。 LPWAという通信方式は超高速の5Gとは対極で、関係者に「0G(ゼロジー)」と呼ばれています。検針やモニタリングなど静かな普及の現場を取材しました。