「HoloLens」は仕事のやり方を根本から変える 「残念だったGoogleGlass」とは違う"本気度"
マイクロソフトは3月30日、開発者向けに予約を受け付けていた「Microsoft HoloLens(ホロレンズ)」の出荷を開始した。
HoloLensは、拡張現実(AR)あるいはミックスドリアリティ(MR)と呼ばれる技術を盛り込んだディスプレイ内蔵コンピュータ。出荷を開始した3月30日は、サンフランシスコにおける同社の開発者向け会議「BUILD 2016」の初日。BUILDでは「Microsoft HoloLens Academy」と題し、開発者向けに3時間にわたる開発方法のセミナープログラムも実施した。
HoloLensとは何者か?
HoloLensは、インテル製の省電力プロセッサを内蔵し、Windows 10で動作するコンピュータで、網膜照射型のディスプレイを採用。現実の映像と3Dコンピュータグラフィクスを混在させた表示が可能なメガネ型デバイスだ。
HoloLens Academyの短縮版に参加したが、開発者はHoloLens対応ライブラリやスクリプトが組み込まれたUnityやVisual Studioといった開発ツールを用いて、3Dグラフィックアプリケーションやゲームを開発するのとよく似た手順でアプリケーションを開発できる。
短縮版プログラムでは、あらかじめプログラムされたUnityのコードをひとつづつ有効にしながらプログラムをビルド。WiFiを通じて自分のHoloLensに作り上げたアプリケーションを転送しながら機能を学んだ。
残念ながらHoloLens Academyの様子は写真で紹介できないルールだが、そこで感じた可能性は極めて大きいものだった。
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