日本の電子納税は「時代錯誤」になっている

エルタックスの寒すぎる実態

eLTAXのトップ画面にはJAVAについての注意書きが記されている(3月17日時点のトップページ)

3月は確定申告のシーズン。筆者も青色申告、地方税の申告手続きを進めていたが、地方税の電子申告システム「eLTAX(エルタックス)」について調べていたところ、目を疑うような予告がトップページに掲示されていた。

従来、eLTAXの新規利用手続きを行うためにはオラクルが提供するJavaのアプリケーション実行環境が必要だった。ところが、2016年3月14日からはマイクロソフトの提供するActiveXコントロールへと変更されるという、時代に逆行するような告知がされていたのである。

「開発元が放棄した技術を新規採用」

現在は、多様なコンピュータ(スマートフォンやタブレット、パソコンなどが、それぞれ異なる基本ソフトで動作)が混在しているのが当たり前。インターネットで結びつきながら、さまざまなコンピュータが動作している。ところが、今回採用するActiveXコントロールはWindows上の、Internet ExplorerというWebブラウザでしか動作しない。

アップルのMacやiPad、グーグルのAndroidなど非Windows機器はもちろんのこと、Windowsであってもマイクロソフトが最新Webブラウザとして提供しているEdgeでは動かない。2016年に新システムとして導入する仕組みとして相応しいとは、とても言えない。

その背景に、いったい何があるのだろうか。

次ページe-Japan戦略が残した負の遺産
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日産 危機の全貌<br>ゴーン追放 修羅場が迫る

19年間トップに君臨したカルロス・ゴーン氏が失脚。逮捕、そして解任という前代未聞の事態は実は序章にすぎない。カリスマの追放で日産自動車はこれからどうなるのか。日産に渦巻く危機の全貌を探る。