突っ走るエストニア、「電子居住」が可能に! <動画>10年で1000万人の"移民"獲得へ
エストニアはヨーロッパの最小国だが、同国の人口は劇的に増加しようとしている。ただし、これはオンライン上の話である。
この国では、世界ではじめて「イー・レジデンシー(電子居住)」をできるようになった。選挙での投票や居住IDカードの取得はできないが、どこからでもエストニアの全ての電子サービスにアクセスできるようになる。これには銀行口座の開設や企業経営も含まれる。
エストニア経済通信省の通信・国家情報システム事務次長、ターヴィ・コトカ氏は次のように語る。「エストニアはデジタル技術が非常に進んでいます。そこで自国をデジタルな方法で開放してはどうかと考えました。それは、住みたいかどうかに関係なく、エストニア経済の一員になることができる方法です」。
フランス人アントレプレナーのジェローム・ベイグベダー氏は間違いなく賛成派だ。同氏はフィンランドとフランスに住んだことがあり、 他の中小企業投資家を誘致できるだろうと考えている。ベイグベダー氏は次のように言う。「これは全てをシンプルにします。クラウドや遠く離れたところ、どこからでも管理できるのはとても素晴らしいことです」。
エストニアで活動する企業数が増える
東欧には多くのチャンスがある。このバーチャルサービスは、投資に可能性を感じているが慎重になっている人達には魅力的に映るだろう。
コトカ氏は次のように語る。「エストニアでは3万社が事業を行っています。例えば、この政策によって1万社でも増えれることになればエストニアにとっては大成功なのです」。