欧州のサッカー場は「静脈認証」が標準に?

<動画>狙いは暴動抑制、一部ファンは反発も

緑色に光っている部分に手持ちのクラブカードをかざしながら、右側にみえている黒い穴の部分に手のひらを置くことでゲートを通過できる

ハンガリーのサッカースタジアムに新しく導入された手のひら生体認証装置は、わずか1秒で個人を特定することができる。この装置はチケットの販売を管理するために導入されているが、他のヨーロッパのスタジアムでも、暴力行為を抑制することに役立つことが期待されている。しかし、憤慨したファンはいくつかのゲームをボイコットしている。詳しくみていこう。

生体認証スキャナーで個人を特定

この手のひら静脈スキャナーをめぐって、ハンガリーのトップサッカーチームとそのファンとの間で対立が大きくなっている。フェレンツヴァーロシュのフレイディスタジアムにファンが入場するには、片方のセンサーにクラブカード、もう片方のセンサーに手のひらをかざすことで、本人を特定。ゲートを通過することができる。

この生体認証システムにあらかじめ保存されている500万もの静脈データと照合することで個人を特定する。開発したバイオセック社のピーター・ ジョルジョデアーク氏は、世界中のサッカークラブがこの装置をすぐに使うようになると考えている。「このシステムは、1秒以内に十分、正確に個人を特定することができます。フレイディスタジアムでは、顔の認識システムによって時間をかけて案内する必要がありません。ファンは手のひらを置くだけでいいのです。1秒以内にその人を快適かつ安全に特定できます」。

このシステムは、各個人の手のひらの静脈構造とIDナンバーを紐づけさせてあらかじめ登録することによって機能する。悪用を防ぐため、IDナンバーに紐づけされた個人情報はシステムの中に入っていない。IDナンバーと静脈構造データだけが保存されており、その一致をチェックするだけだ。

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