(第32回)イベントを再点検してみよう・その1「印象のいいセミナー/印象の悪いセミナー」

✎ 1〜 ✎ 30 ✎ 31 ✎ 32 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

 一方、「印象が悪かったセミナー」はどうなっているだろうか。代表的なコメントを紹介するので、ぜひ反面教師として参考にして欲しい。

・司会進行がだらだらとしていて、やる気がないように見えた。
・受付の時、挨拶をしたらやる気なさそうにあいさつをされたから。
・人事、社員の声が小さく聞き取りづらい。
・人事の方が疲れ切っていた。
・人数が多かったためか、対応が機械的だった。
・時間がだらだらしていた。
・会社説明に関しては10分程度で詳しくはHPを見るようにとのことだった。はっきり言って時間の無駄だった。
・休憩を取ったり、社員の方の話を聞くことなく、ひたすら一人の社員さんが2時間しゃべり続けるのみの説明会であった。質問の時間もあまり取られていなかった。
・マニュアル通りに進めているだけという印象。
・社員の方々に質問をしにくかった。
・会社概要の説明が合同説明会とほぼ同じ内容だった。
・話が専門的すぎてわからなかった。
・1回の参加者数が多すぎる。
・社員が上から目線で良い印象ではなかった。
・プレゼンが下手。用意した紙を読んでいるだけ。
・テーブルがなく、ひざの上でメモしなくてはいけなかった。
・質問の時間がなかった。
・社長が偉そうに話していた。
・一部屋に人を詰め込みすぎ(後ろのほうはスライドが見えない)。
・同業他社批判ばかりしていた。
・説明会が始まったのに、うしろで社員が大きな声で私語をしていた。
・暗い印象を受けた。
・会社としてこれからどういう方面に力を入れていきたいのか、将来へのビジョンが感じられなかった。
・女性差別。
・セミナーの終了予定時刻を大幅に超過していた。
 どうだろう。思い当たるコメントはなかっただろうか。採用活動は、決して企業優位の関係ではなく、あくまでも学生とは「選び、選ばれる」対等の関係であることを思い出して欲しい。セミナー・会社説明会は、学生に自社をより理解してもらうためのプレゼンテーションの場であると同時に、学生からすれば、何十社とプレエントリーした企業のうち、本エントリーする企業を絞り込む場でもある。せっかく就職サイトや採用ホームページ、合同説明会を通じて母集団を形成しても、このステップで失敗してしまっては元も子もない。今年のセミナーの内容をもう一度振り返ってみて、次年度のセミナー内容・回数を再構築してみよう。
採用プロドットコム株式会社
(本社:東京千代田区、代表取締役:寺澤康介)
採用担当者、教育・研修担当者のための専門サイト「採用プロ.com」を運営。新卒、中途、派遣・アルバイト、教育・研修、全般などの採用活動に役立つニュース、情報、ノウハウを提供している。
HRプロ株式会社

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事