実は、学生の能力とESのレベルは、だいたい一致しているのです。おそらく企業の人事部も同じような感想を持っているはずです。企業の人事部は、ESを見れば書いた本人がどんな人物かイメージすることができ、「会いたい人」と「ご遠慮願いたい人」に区別できます。
「学生時代に力を入れたこと」「自己PR」などの設問に答えるときには、経済産業省が設定する「社会人基礎力」の3つの能力要素(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)の中で、自分が最も得意とする力を意識して書くことをお勧めします。
ES通過後の面接を意識しよう
ESは、その後に何度か行われる面接の際の資料となります。そのため、次に控える面接を想定して記入することが大切になります。面接には過去の行動事例を掘り下げる面接である「コンピテンシー面接」と「一般面接」、それに「両方の組み合わせ」という3つの形態があります。ESの設問を見れば、その会社がどの面接形態を重視するのかが、ある程度推測できます。
たとえば、ESに下記のような設問がある会社は、総じて「コンピテンシー面接」重視の会社です。
ご一読しておわかりのように、このESで聞いている事柄は、「具体的な事実」だけです。これらの設問では、「学生時代に何を考え、何に取り組み、どんな力を養い、どんな成果を上げてきたのか?」が問われています。
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