他にも有給休暇取得率が高ければ、比較的自由に休みが取れ、子育てにもかかわりやすいと判断できる。このように育休取得者数をベースに他の情報をあわせてみることで会社の実態把握がしやすくなる。
さて、男性の育児休業というと一般的なイメージは妻が職場復帰して夫が一定期間育児を引き受けるというものだ。しかし、出産直後の1週間程度の育児休業では子どもはほとんど病院にいる。男性が行っているのはお手伝い程度だろう。男性育休の先進企業でも一人で昼間に育児をする男性はそう多くないようだ。
育休はあくまで始まりにすぎない
もちろん妻が出産後のたいへんなときに夫婦2人で子育てに取り組むことは素晴らしい。しかし、短い一定期間だけで子育てが終わるわけではなく、その後の方がずっと長い。育休はあくまで始まりだということは覚えておいた方がいいだろう。
最後に、今回のポイントをまとめておく。
1. 男性の育休取得者はまだ一般的ではない。
2. 男性取得者が1人でもいる会社は今後に期待が持てる。
3. 1週間以内の取得者も第一歩としては評価できる。
4. 育休以外の子育て支援制度もじっくりみよう。
5. 有休取得率などワーク・ライフ・バランス制度の充実もあわせてみる。
2. 男性取得者が1人でもいる会社は今後に期待が持てる。
3. 1週間以内の取得者も第一歩としては評価できる。
4. 育休以外の子育て支援制度もじっくりみよう。
5. 有休取得率などワーク・ライフ・バランス制度の充実もあわせてみる。
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