鉄道の仕事は駅から始まる
鉄道会社の現業職は、まず駅員から始まり、数年勤務したのちに試験を受けて車掌・運転士になるというステップが一般的だ。京急電鉄の場合は、駅の業務を子会社の「京急ステーションサービス」に委託しており、駅係員はもちろん、乗務員を目指す場合もまずは同社に入社することになる。同社で駅の業務を2年以上経験した後、試験に合格すれば乗務員として京急電鉄に転籍するという形だ。
京急ステーションサービスに入社すると、最初の1カ月は机上での「集合研修」。その後、京急線の各駅に仮配属され、1カ月半にわたり先輩社員とマンツーマンで実地研修を行う。研修期間を終えると駅係員として独り立ちし、ホームでの乗客整理や窓口、改札、清掃といった、日ごろ駅で見かける「駅員さん」の仕事をこなすことになる。


















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