「きっぷ」と「切符」の違いを知っていますか

「みどりの窓口」係員でも知らない?意外な話

「きっぷうりば」と、ひらがなで表示されたJR線の駅(撮影:尾形文繋)

私、古谷あつみは観光関係の専門学校の鉄道学科で講師をしている。数年前までは、みどりの窓口で働いていた。その頃の話だ。

仕事中にふと、なぜ「きっぷうりば」という案内板がひらがなで表記されているのかが気になった。駅には様々な案内表示があるが、他のものは漢字が使用されている。早速、先輩に聞いてみた。ところが、仕事のできる頼れる先輩から返ってきた言葉は、予想していたものと違った。「知らないよ。子供でも読めるようにじゃない?気にしたことなかった」。

確かにそうかもしれない。でも、そうだとしたら「改札」等の表記も平仮名で良いではないか。さらに自動券売機では、何故か「きっぷ」だけがひらがな表記されている。「切符」よりも難しい漢字はいくらでも使われているのだ。何人かの先輩に聞いてみたが、皆「知らない」との事だった。逆に「なんでそんなこと気になるの?」と聞かれた。社内でも気になっている人はあまりいないようだ。

単に「漢字かひらがなか」ではない

私の疑問は解決されないまま、次の日を迎えた。私は旅客営業制度を勉強するため、教科書を開いた。ここでも「きっぷ」はひらがな表記されていた。しかも、何故か「切符」という漢字が使われている箇所もある。
私の疑問はますます深まった。

気になって仕方なくなり、調べてみた。すると、そこには面白い理由があった。

次ページ「きっぷ」は正式には「乗車券類」
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