「三流」は、絶対に「一流」との人脈を築けない 名刺交換会や交流会を誤解していませんか

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名刺交換会や異業種交流会でビジネスに役立つ人脈を築けると考えていませんか?(写真:kou / PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

私は現在20代中頃でサラリーマンをしております。今回の相談なのですが、ズバリ、名刺交換会などは人脈づくりに役に立つか否かということです。世間では若いうちは名刺交換会や異業種交流会などに積極的に出て、人脈をつくれば成功するということが言われており、周りでも積極的にそういったことをやっているやつが偉い、という雰囲気もあります。
実際に行ったこともあるのですが、なんだか微妙な感じで、出会った人と今後、SNSのつながり以上の関係には発展しそうもありません。これは私の積極性や努力不足が原因なのでしょうか。それとも、しょせんはそういったものなのでしょうか。
会社員 T.T.

基本は「役に立たない」と考えよ

この連載の過去記事はこちら

あくまでもそういった会に何を求めるかによって違うのだとは思いますが、いわゆるビジネスにおける人脈を求めるのであれば、「役に立たない」と考えるべきです。

一方で、たとえば異業種交流会に純粋に他業界のことを知りたいとか、他業界の人と話をしてみたいという目的で参加するのは、当然、アリでしょう。そしてこれは推測でしかありませんが、多くの会はそういったフランクな集まりを志向していたのではと思われます。

そして実際に多くの人がそんな認識で、純粋に楽しむという姿勢で出席しているのではないでしょうか。

しかしながら、それ以上の何かを求めるという前提で行くには、ちょっと無理があります。

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