「三流」は、絶対に「一流」との人脈を築けない

名刺交換会や交流会を誤解していませんか

そのように会の趣旨と参加者と考えると、やはり純粋に他業種の人に会って話をしてみたい、自分の業界との差を知って参考になった、という以上のことを求めるのはナンセンスであるとわかるでしょう。

そうであれば、自分が学びたいと思う事柄に関するセミナーに参加して勉強をするほうがよほどマシです。

世の中には、無料でも質の高い講師によるセミナーが多くあります。その講師と直接の知り合いになれなかったとしても、一流の講演に触れることができるという意味では、貴重です。人脈や知識を得るという無理のある目的をもって名刺交換会に参加するよりは、よほど有益な時間を過ごせるでしょう。

三流のままでは、一流から声はかからない

T.T.さんは20代中頃とのことですが、普段から自分の周りに集まる人も、名刺交換会で声をかけてくる人も、自然と自分と同じようなレベルの人ばかり、と考えるべきです。

ストレートな表現をすると、自分が三流のままでは一流から声がかかることはありません。ですから、そういった集まりから学ぼうというほうが無理があるのです。

そもそも、自分が相手に何も提供できない段階で、人脈も何もありません。ビジネスにおいて相手から一方的に与えてもらう関係をもって人脈と称するのは、相手にとって失礼です。

自分の周りには自分と同じレベルの人しか集まらないのだとしたら、自分にできることは周りに頼らず自分で自分のレベルをアップすることです。

そうすれば自然と付き合う人、声をかけてくる人の質が変わります。そしてそのとき、T.T.さんとしても相手に何かを与えうる立場や経験をお持ちであれば、健全な人脈をようやく築くことができるというわけです。そういった立場に立って初めて、ビジネスにおける人脈の意味もわかると思います。

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