「不器用な独女さん」はこうやって結婚した 外資美女、38歳でガテン系男子と「特急婚」

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「映画に行った日の後からは毎日のようにLINEが来て、週末は一緒にいるのが当然のような雰囲気になりました。ダンナは私とは違って恋愛体質なんですね。私のほうは『結婚の話が出るのは先のことだろうから、他の可能性も探そう』ぐらいの気持ちでした。独身生活が長くなると知らず知らずのうちに意固地になってしまう気がして、門戸を広げていこうと思っていたんです。他のバーで出会ったバツイチの男性とも並行してデートしていました。それを知ったダンナはますます燃えちゃいましたね(笑)」

ちゃんと付き合い始める前であれば、裕子さんぐらいの心構えが正解だと筆者は思う。言い古されていることだが、男性は「一度手に入れたはずなのに逃げるもの」を必死に追いかける習性がある。デートはしながらもライバルの存在を意識させることは大いに有効だ。

妊娠→即、プロポーズ→両親にあいさつへ

「私も会うたびにダンナのことが好きになっていました。あるときに『付き合ってほしい』とハッキリ言ってくれたんです。男らしい人だなと思いました」

雅之さんは裕子さんと出会う1カ月前までは9歳年上の女性と長く付き合っていた。3歳上の裕子さんは年上とも見なさなかったようだ。

付き合い始めてすぐに子どもができた。裕子さんによれば「大丈夫な日に避妊しなかった。年齢が年齢なのですぐにはできないと思っていた。油断だった」とのこと。結婚前の妊娠はまったくの想定外だったが、このときも雅之さんが男気を発揮してくれた。

「その日にプロポーズしてくれて、翌日には彼の両親に合わせてくれました。その翌日には私の両親に挨拶をして、さらに次の日にはブライダルフェアに行きました」

恋愛体質だという雅之さん。やるときはやる男なのだ。今でも仕事が終われば妻子が待つ家にまっしぐらに帰ってくる。遊び好きの裕子さんも家事と育児中心の生活に今のところは不満を感じていない。

「友だちと飲みに行くと伝えると夫から『何時に帰ってくる?』と必ず聞かれます。浮気の心配や嫉妬ではなく、とにかく私と一緒にいたいようなのです。結婚するまでは個人主義で自由な生活だったのでとても新鮮です。フラフラしている私は、これぐらい束縛してくれる人とでなければ結婚生活は送れないのだと思います」

そう言いながら、裕子さんは2杯目の白ワインを軽く飲み干した。昼のはしご酒モードだが、酒に弱い筆者はすでに限界だ。大阪駅まで送ってもらって帰路ついた。裕子さんのような豪放磊落な女性には、男気はあるけれど普段は優しくて寂しがりな雅之さんがぴったり合うのかもしれない。
 

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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