松下幸之助が年の初めに必ず語っていたこと

元旦こそ、目標や夢を大いに語ろう

(写真 :花火 / PIXTA)

明けましておめでとうございます。いつも、「松下幸之助はなぜ成功したのか」の連載をお読みいただき、ありがとうございます。

「1年の計は元旦にあり」と言うことは、皆さん、先刻ご承知のことと思います。皆さんも、う~ん、今年はなにをやろうか、なにをしてやろうかと口には出さねど、心のなかで巡らせておられることと思います。

松下幸之助さんも、皆さんと同じように、考えを巡らせていました。1月3日になると、毎年電話がかかってきました。夕方、来てくれ。6時ごろ行き、2人でおせちを食べながら、雑談することがつねでした。「きみ、年末年始の休み、みんなは休養になるやろうけど、わしゃ、休み疲れする。働いておったほうが疲れんわ。どうも、わしには、休みが、体に悪いようや」などと冗談めいたことを言って、ケラケラと笑っていました。

1年の目標を新年に立てる

この連載の過去記事はこちら

しかし、たいていそのあとは、この1年なにをやるか、なにを目標にして、挑戦していくか、そのような話になります。

「今年は、政治家養成塾を立ち上げ、1カ月に1、2回出かけて、塾生たちに話すことにしたい。この1年は、そのことを目標にしよう」とか、「今年は、松下電器の気分を一新する。そのために、まず社長を代え、より活気のある会社にしようと思うんや。その人に、やってもらうけど、任せて任せずで、この1年はしっかりと指導していくことにする」「今年は、中国に行って、中国の経済的な発展を手伝おうと。経済が発展すれば、政治も変わるからな」という話は、枚挙にいとまがないほど書き記すことができます。

松下電器が(Panasonicではありません)発展をしたのも、松下幸之助さんの「絶えざる目標」「たえざる追求」がひとつの大きな要因だったと思います。

次ページ年初に目標や夢を語ろう
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT