浴用タオルもやわらかいものを選びましょう。かゆいからと全身を強くこすって洗う人がいますが、それではもちろん逆効果です。また、最近「手洗い」がはやっていて、常に手で洗うだけで、タオルでまったく洗わないという人がいます。しかし、手だけでずっと洗っていると、角質つまりアカが十分に落ちずに肌に残っていきます。角質が厚くたまると、うるおしても十分にいきわたらず、かえって乾燥する原因になります。ある程度角質は落とした方がよいので、週に一度くらいはタオルで洗いましょう。
体を洗う頻度ですが、毎日せっけんで洗うと洗いすぎになります。夏でも1日おき、冬は2~3日おきでよいでしょう。毎日浴槽につかることはよいですが、せっけんを毎日使うことは控えましょう。
入浴後の保湿クリームは必須
入浴後は保湿です。保湿クリームをきちんと塗る習慣をつけましょう。風呂上りは寒い、眠い、めんどうくさいなどといってきちんと塗らない人が多いのですが、湯につかるだけでも肌のうるおいは流れ出てしまうので、保湿クリームは必須です。
クリームの選び方は、あまり成分にこだわらず、しっとり感が持続するものを使いましょう。入浴後に塗ったら、次の日まで一日うるおいが続くものが適当です。塗っても翌朝乾いているようなものでは、保湿の意味をなしません。
洗い方を改め、保湿をきちんと励行してもなおかゆくてかいてしまう場合は、皮膚科を受診しましょう。あまり強くかいてしまうと、余計にかゆみを増して治らなくなります。色素沈着などの痕が残ることにもつながります。時間がたつほど治りにくくなるので、早めの受診をおすすめします。
また、乾燥性のかゆみと思っていたら、別の疾患が隠れていたということもあります。糖尿病、肝臓や腎臓の病気など、内臓疾患が原因で頑固なかゆみを起こす場合もあるので、やはり、なかなか改善しない強いかゆみがある場合は、皮膚科を受診しましょう。
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