ゴム手袋とハンドクリームで「手荒れ」を防げ 洗剤に直接触らないようにすることが肝心

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ゴム手袋をするのが面倒という人は多いが、美しい手を保ちたいならこうした努力が肝心(写真:ふじよ/PIXTA)

毎年、冬場になると手がカサカサしたりひび割れたり、という人は多いでしょう。手荒れを防いで美しい手を保つコツをお教えします。

まず、洗剤を触らないよう、徹底的に手を保護します。お皿一枚洗うにもゴム手袋をするという姿勢が大切です。もちろん手袋の着脱は手間なので、洗いものはなるべくまとめて行うようにします。ゴム手袋に触れると手がかゆくなるという人がいますが、裏に綿が貼ってあるものを使うようにしてみてください。それでもかゆい場合は、綿の手袋の上にゴム手袋を重ねましょう。

洗剤が原因の手荒れは気づきにくい

洗剤による手荒れは、利き手の親指、人差し指、中指あたりから出始めることが多いのですが、その原因が洗剤だと気づかずに進行させてしまうケースをよく見かけます。水仕事は両手でしますが、10本の指すべてではなく一本か二本の指に症状が現れるため、洗剤が原因だと気づきにくいようです。同じものを触れていても、強く触れる部分の皮膚にだけかぶれが生じるということはよくあることです。

もちろんひどくなると10本の指すべてに症状が広がり、さらに手の甲、肘のあたりまで広がっていくこともあります。このように悪化したものを「進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)」と呼びます。こうなると、治療には数カ月、ときには数年を要することもあり、非常に厄介です。指回りの皮膚が荒れると、爪が変形して、でこぼこの爪が生えてくることもあります。

手荒れはとにかく早期発見、早期治療が大切。自分で手荒れに気づいたら、早めに手袋での保護を開始することが大切です。いったん荒れ始めると、普通のハンドソープやシャンプーを触るだけでも荒れてしまい、さらには水でぬらすだけでも荒れが進行します。

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