若くいたいなら「脳のゆがみ」を直しなさい! 認知症が進む人、若々しい人の「分岐点」
前回は、左脳と右脳のアンバランス=脳の「ゆがみ」が、年の差のある人との会話を阻むことについてお話しました。今回は、拙著『ゆがみをなおせば、毎日のワクワクが取り戻せる! 脳コンディショニング』(かんき出版)から、その「ゆがみ」を放っておくことが、会話を阻む以上に脳に悪影響を与えることについてお話したいと思います。
現代人の脳が「ゆがむ」原因とは?
現代人の多くは脳に「ゆがみ」があります。前回記事でもご紹介しましたように、これがかねてからの私の持論です。
多くの方が小学校から大学までの約15年間、頭に知識を入れ、考えるという作業をひたすら繰り返します。その間、言語処理をおもな役割とする左脳を活発に使いますが、その反面、映像系の処理を担当する右脳をあまり使わずに過ごします。また、就職して社会人になってからも、日々文字や数字と向き合い、左脳をフル回転させる生活をする人が多いでしょう。このような「左脳化生活」を続けていくこと、「左脳グセ」が脳にしみついてしまいます。
このように、左脳だけが活発になっている状態は、左脳と右脳のバランスが崩れているため、脳にとってよくありません。
それに加えて、現代人の脳のゆがみを“促進”しているのは、スマートフォンやパソコンといった外部ディスクへの過剰な依存です。
それに頼ることによって、「視覚系」「記憶系」「理解系」の脳番地をあまり使わない人が増えています。
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