堀江貴文氏「なぜみんな本音を言わないの?」 それで失うものは、大したものではない

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いつでも「本音」で語る堀江貴文氏の生き方とは?(撮影:梅谷秀司)
職場でも友人同士でも、なかなか「本音が言えない」という人も多いだろう。
一方、テレビでもどこでも「本音」で語るのが、先日『本音で生きる』(SBクリエイティブ)を刊行した堀江貴文氏だ。いつでも「本音」で語り、やりたいことをすごい勢いで成し遂げてきたホリエモン氏に、その生き方について聞いた。

 

「上司の言うことは理不尽! でも、そのことを言えないでいる」

「会議でも意見が言いづらい雰囲気……。雰囲気にのまれて、いつも何も言えない」

「下手なことを言うと、上司から嫌われて職を失ってしまう」

「本音を言うと人間関係が悪くなって、職場にいられなくなってしまう」

こんな話を聞くことがある。多かれ少なかれ「言えない本音」を持ちながら仕事をしている人は少なくないようだが、僕はまったく信じられない。むしろ、「なんで? 言っちゃえばいいのに!」と、心底不思議に思う。

「本音」を言われて困るのは、上司のほう

まず、1点として、本音を言われて困るのは、実は上司のほうなのだ

「上司への文句」がその上の上司に伝わろうものなら、マネジメント能力がないと思われたり、部下から信頼されていないとされてしまう。さらに、昨今、SNSなどで何か言われたら、それこそ自分が危ういという計算もあるだろう。

だから、上司の言うことが理不尽であれば、何が理不尽なのかをきちんと指摘するべきなのだ。世間体を気にする上司なら、逆に丁寧に話を聞く姿勢を見せるかもしれない。それに、「言いたいことを言ったから」という理由で解雇することなど、今の日本の会社では非常に難しいのだ。

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