日本と世界の「流れ」を読む経済学 伊藤元重著
東日本大震災と原発事故、あるいはグローバル経済下での世界同時株安など、日本と世界を取り巻く状況は実に厳しい。そうした中、今後世界はどこへ向かうのかを、経済学者がここ1年ほどのトピックを基に読み説いている。
著者はまず、震災と原発事故が日本経済全体の流れを大きく変える転換点になると予測。復興需要と電力不足による供給不安がどう影響してくるのかを分析する。さらに少子高齢化にどう対応するのか、アジア経済の成長をどう取り込むのかを、今後の大きな問題ととらえている。
日本は、政治も企業も国民も極めて内向きになっているとし、グローバル経済の下では、外へ打って出る勇気を持つことが重要だと説く。
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