ファンド責任者は迷いが生じたときが潮時だ ハイリスクな仕事はモチベーションがすべて

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さて、今が潮時と申し上げましたが、その理由はまさにDNさんの中における現在の仕事に対するモチベーションのレベルに、以前との比較において深刻な変化が生じているのでは、と思うからです。

モチベーションに変化を及ぼす要因は外部環境の変化等の外的要因と、自分自身の考え方や優先順位の変化という内的要因があります。そして頂戴した文章を拝見するにDNさんのケースでは後者のご自身の中における変化です。

今までは仕事においてかなり結果を出し、そして昇進もしてきたという事ですから、仕事に対する人生における優先順位も高かったでしょうし、そして何よりもご自身として仕事を通じて挑戦している感覚や、達成をしたい何かが強くあったのでしょう。

しかしながら、その様な中で3つの変化がDNさんのモチベーションレベルの変化に影響し、現在の心境に至ったのではないでしょうか。そしてそれらの3つの要因こそが、次にどんな転職をするべきか、を定義するものです。

仕事への考えが変わった3つの要因

あくまでも頂戴した文章からの憶測にすぎませんがそれらの3つとは、子供を含むご家庭を持たれご自身として注力すべき対象が分散され優先順位に変化が生じたこと、ある程度の金銭的な自由度を手に入れたため仕事をした結果としての目指すべき目標が多様化した事、そして外部環境やタイミングにも大きく左右される業界であるがゆえに仕事の結果と自分自身の実力や努力との因果関係にふとした疑問を持たれた事、だと思われます。

まず、最初のご家庭の件ですが、お子様が誕生した事に伴う人生における優先順位の変化はあって当然です。そのような状況になった際に、できる限り家事に育児に参加できるよう、キャリアの最初の段階でスタートダッシュをするのはもはや当然です。昭和の価値観じゃあるまいし、今時「男は外で仕事をしていればエライんだ」なんて発想はダサくてたまりません。

したがって、そのような発想で行くと、人生における優先順位の変化に応じてご自身が適応するべく、次の職場は現在の職場よりも相対的に時間的な融通の利く職場を選ぶのもいいでしょう。現在はファンドですから、時期によっては深夜早朝勤務、週末の休日勤務も普通でしょうが、これからはそのスタイルではご自身の体調はもとより、「ご家族としての」健全性の継続に疑問が付きかねません。

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