日本への旅行熱が止まらない、タイ人の本音 中国人とはちょっと違う「好き」の理由
観光旅行で日本を目指してやってくるのは、“爆買い”の中国人観光客だけではない。中国、台湾などの東アジア圏に次いで多いのが、東南アジアのタイだという。
タイ人の訪日観光客数は、2014年に前年比45%増となる65万7600人。過去最高を記録した。さらに、今年1月〜9月の統計でも既に54万人を突破。年間でも最高記録を更新するのは間違いなく、まさに右肩上がりの伸びだと言える。
きっかけはビザ免除だが…
2013年7月、タイ人観光客への査証免除措置が実施されたとき、ここまでの状況を想像していた人がいただろうか。
観光を理由とした15日以内の滞在であれば、ビザが無くても入国可能となったことが大きな追い風となり、ここ数年は、日本への旅行ブームが起きているのだ。
今月6日〜8日、日本政府観光局は「個人旅行に特化した旅行フェア」を開催。現地の旅行代理店や航空会社をはじめ、外国人観光客向けのフリーパスを販売しているJRや私鉄、それに加えて、自分たちの街にもタイ人観光客を呼び込もうと地方自治体の観光課などがブースを並べた。
定期的に開催されているイベントで、ちょうど1年前のイベントにも立ち寄ったことがあったのだが、今回は去年の3倍以上のスペースとなる特設ホールが会場となっていた。しかも、初日の金曜日、まだオフィスアワーであるにもかかわらず、オープン前には列ができるほど、大勢のタイ人が詰めかけていたのである。
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