「さすがに高い」と客離れが続くココイチが密かに「高級パフェ店」を買収していた…"ほぼ3000円"メニューの実力と、それでも納得感がある理由
個店のパフェにも高級化の流れがある。特にパフェ好きの間で有名なのが、東京・等々力の「パティスリィアサコイワヤナギ」だ。予約制のパフェ専門店で、予約サイトのメニューを見るとパフェとドリンクで6000円ほど。
なぜここまで高級化しているかというと、「味が美味しい」といった商品の質が高いことはもちろんだが、見た目にも美しいパフェを食べるという体験が高付加価値としてお客に受け入れられているようだ。
そうした中、2015年ごろ札幌から発生したシメパフェブームは、まさに今回のGAKUが火付け役となった。GAKUのパフェも決して安くはないが「飲んだ後に食べる」という体験価値が女性を中心に支持されている。
後発の夜パフェ店もどんどん登場しており、「3年で100店舗」を掲げFCで多店舗化を目指す「VIGO」といったブランドも出てきたりと、まさにパフェ百花繚乱の時代だ。
外食なのにキャッシュリッチなココイチ
あまり知られていないことだが、実はココイチは昨今、他社の買収を進めている。
実際に、これ以外にもココイチは2020年12月には北海道で「成吉思汗 大黒屋」を展開する大黒商事を、2025年1月には「極濃豚骨 らーめん小僧」を展開するKOZOUを傘下に収めている。前者はジンギスカン焼肉店で、後者は文字通りラーメン店。カレー以外のポートフォリオを増やし、事業の多角化を図っているのだ。
特筆すべき点として、ココイチは自己資本比率が約68%(2026年2月期決算)と外食企業の中でもずば抜けて財務状況が良好だ。潤沢なキャッシュを寝かせておくのはもったいないので、魅力ある企業を傘下に収め、成長を加速させていくのは当然の流れだ。
ココイチがGAKUを買収したのは、その独自性の強い業態に可能性を見出し、単にインキュベーション(スタートアップの成長支援)のためなのかもしれない。しかし、同じ外食のくくりである以上、何かシナジーを生み出してもよさそうだ。


















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