10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ 今までのテクニックではもう解けない

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「自然な英語」「全体への理解」の特徴は、リスニングだけでなくリーディングの問題にも表われている。

3つの文章の組み合わせ

リーディングのパート6(長文穴埋め問題)では、従来の単語や句だけでなく、ひとつの文を空欄に埋める設問が追加される。またパート7(読解問題)でも新たに、設問に掲載された一文が、文章のどこに入るかを問う問題が登場する。これらは前後の単語や句の文法を見ても解けず、「全体への理解」が必要となる問題だ。

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2人がメールで相談している内容と、添付資料。理解していないと答えは導き出せない

「全体への理解」が必要となるのは、パート7の以下のような問題でも同様だ。

この問題には上からメール、表、メールの3つの文章が掲載されている。2通のメールはトムとピーターソンの2人が、どのホテルを予約するか相談している内容。トムがピーターソンに宛てたメールに、各ホテルの条件を記した真ん中の表も添付されている。

これまでのTOEICでは、2つの文書を読んで答える問題はあった。しかし、このように3つの文書を読んで答える問題は初めて導入される。上記の問い「来週金曜日には何が起こるか?」の正解は(C) 。3つの文書「全体」を理解しなければ解きにくい問題だ。

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