10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ 今までのテクニックではもう解けない

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最後に新TOEICのパート7(読解問題)では、以下のようなインターネットのチャットやメールの文章も登場する。これはスマートフォンの普及など時代の要請に応えたものといえる。

チャットやメールも追加

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今の時代に合わせた、チャットのやりとり

それぞれの文章は短く、内容も容易だが、これまでのTOEICにはまったくなかった問題であり、受験者は慣れるために対策が必要だろう。ちなみに正解は(C)である。

こうしたチャットやメール文も、いわば「自然な英語」のひとつである。受験者にとっては新たな対策を求められる点で負担も増えるが、日頃使われる英語力の向上につながるのだから、けっして悪い話ではないだろう。

前述の山内氏は、TOEICを英語力評価のために導入している企業や学校に対しても、「これまでは形式的に導入していたとしても、新TOEICはより本当の英語力の判断に適したテストと認識して使ってほしい」と話す。

日本人に必要な小手先ではない“本物の英語力”。新TOEICはその突破口となれるだろうか。

(取材協力:Sapiens Sapiens Inc

許斐 健太 『会社四季報 業界地図』 編集長

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このみ けんた / Kenta Konomi

慶応義塾大学卒業後、PHP研究所を経て東洋経済新報社に入社。電機業界担当記者や『業界地図』編集長を経て、『週刊東洋経済』副編集長として『「食える子」を育てる』『ライフ・シフト実践編』などを担当。2021年秋リリースの「業界地図デジタル」プロジェクトマネジャー、2022年秋より「業界地図」編集長を兼務。

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