10年振りに改訂する「新TOEIC」攻略のツボ

今までのテクニックではもう解けない

リスニングとリーディングそれぞれの主な変更点は以下のとおりだ。

肝は「自然な英語」と「全体への理解」

それでは山内氏が作成した想定問答を見ていこう。まずリスニングのパート3(会話問題)。従来と新テストの違いの一例は、以下のとおりだ(赤字が特に変更される部分)。

画像を拡大
会話問題。より自然な英会話に

従来のテストでは、ひとりあたりの会話が長いが、「日常ではひとりが一方的にそんなに長い文章を話すことはない」(山内氏)。新テストでは、相づちを打ちながら、細かい話のやりとりをするなど、より自然な英会話に近づく。

一方、設問も従来のものに、以下のAfterのような問いが加わる。

画像を拡大
会話文には明示されない話し手の意図を推し量る必要がある

「Oh yah?」は驚きや賛成、疑問などさまざまな感情を表す際に使われる。従来のように断片的な単語だけを聞き取っても解答はできず、前後の文脈や場の空気を踏まえ、会話文には明示されない話し手の意図を推し量る必要がある。「会話全体の内容を理解しないと解けない問題」(山内氏)である。

以上のように、新TOEICの肝は「自然な英語」かつ「全体への理解」の2つである。形式的な“あまり使えない”英語から、会話全体を踏まえてメッセージをやりとりする“使える英語”への進化を、TOEICは狙っているのだ。

次ページ図やグラフが新登場
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • コロナショック、企業の針路
  • 「脱ゆとり世代」のリアル
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スペシャルインタビュー<br>元ラグビー日本代表・畠山健介

今年から米メジャーリーグ・ラグビーのチームに所属、華やかな選手生活とは裏腹に幾多の葛藤を乗り越えてきた畠山選手。「ラグビーファンの拡大には、リーグのプロ化が不可欠だ」。新天地にいる今だから見えてきた日本ラグビー改革論を熱く語ります。