「高架道路を作ろう、立ち退いた商店でモールを作ろう」→あえなく大失敗…全長505メートル「茨城の廃墟モール」はなぜ失敗したのか

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本再開発は当時西日本で最大級といわれ、「アスタくにづか」やその他のマンションを含め、計44棟が建てられた。だが神戸市は2020年に、1994〜2023年度の見通しで326億円の赤字になると発表している。

商都・土浦からの再編

「モール505」は「アスタくにづか」よりも空き店舗が目立ち、閑散としている。しかし、土浦市全体が衰退しているわけではない。人口はおおむね横ばいを維持している。

2018年には、サイクリングコース・つくば霞ヶ浦りんりんロードの拠点として土浦駅直結の「プレイアトレ土浦」がオープン。2020年には星野リゾートの宿泊施設「BEB5」が駅ビルに入居し、駅には人が集まっている。若い人も多い。

土浦駅直結の「プレイアトレ土浦」と「BEB5」
土浦駅直結の「プレイアトレ土浦」と「BEB5」(筆者撮影)

マンションも建設され、駅前の役割が「商業の中心地」から「体験・滞在型」にシフトしてきている。実現可能性と効果は検証段階だが、つくばエクスプレスの延伸も計画中だ。

「モール505」でも定期的にイベントが開催されており、市民が楽しむ場としての機能を有し続けている。現状のままでは復活は難しいだろうが、ハード面と運営の見直しにより、かつての賑わいが少しでも戻ることを願いたい。

【「モール505」の苦難の歴史をより詳しく知る】改善策ほぼ失敗「茨城の廃墟モール」苦難の歴史
坪川 うた ライター・ショッピングセンター偏愛家

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つぼかわ・うた / Uta Tsubokawa

ショッピングセンター偏愛家・ライター。新卒で大型SCデベロッパーに就職。小型SCデベロッパーへの転職を経て、フリーランスに。国内外で500以上の商業施設を視察済み。宅建・FP2級。熊本大学卒。

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