令和の子「考え抜くのは不得意」 子どもの好奇心が減った背景に、スマホが奪った《入り口のつまらなさに耐える力》

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スマホを見て夜更かしをする学生
興味があるものしか受け付けない子が増えているといいます(写真:プラナ / PIXTA)
スマートフォンが日常生活の中心に入り込んで久しい現在、その便利さの裏側で、近年「スマホ認知症」と呼ばれる現象が教育現場や医療の専門家の間で深刻視され始めています。今回は、『スマホ認知症 思考力・判断力・集中力を奪われないために』を上梓した西岡壱誠氏に、スマホ認知症とは何か、なぜ今広がっているのか、そして子どもたちの脳を守るために大人ができることについて解説してもらいました。
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スマホ時代に失われつつある、粘り強く考える力

最近、学校の先生方からよく聞くのが、「今の生徒は好奇心が減っているのではないか」という声です。

特に中学生・高校生については、「以前は楽しんでくれる生徒が多かった理科の実験や、授業中のちょっとした面白い小話が、あまり響かなくなってきている」という話を耳にします。小学生ではまだそうした傾向は目立たないものの、年齢が上がるにつれて顕著になっているようです。

象徴的なのが、生徒への問いかけに対する反応の変化です。少し考えさせるような質問を投げかけたとき、以前であれば「え、なんだろう」「わかんないけど、もう少し考えるから答えは言わないでほしい」といった反応が多く見られたといいます。つまり、「答えを出すまで粘りたい」という生徒の数が多かったわけです。

ところが最近では、「早く答えを教えてほしい」「もう答えを言ってほしい」という空気になることが増えているといいます。つまり、「答えを早く教えてほしい」という生徒が多数派になっているということです。

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